消費税8%対応出来ていますか?忙しい店長のための正しい対応方法
消費税が段階的に引き上げられます
2014年 4月1日より :8%
2015年10月1日より:10%
ネットショップの納税義務の発生タイミングは発送日
消費税の納税義務は、課税資産の譲渡をしたときに成立し、その譲渡の時期とは、原則、引渡しのあった日とされています。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shohi/6141.htm
引渡し日の定義は、出荷した日、相手方が検収した日等とされていますが「発送日」と定めている場合が多いです。
つまり、3月31日に発送をした場合は5%、4月1日に発送をした場合は8%となります
(発送日とはクロネコヤマトや佐川急便に引き渡しをした日、配送日ではないのでご注意下さい。)
トラブルにならないようにお客様に事前に案内しよう
- 現在表示している価格の税率(旧税率なのか、新税率なのか)
- 出荷・発送が2014年4月1日以降になる場合、別途増税分を頂く場合があること
例
現在表示している販売価格の消費税率は、旧税率(5%)です。 出荷や発送が4月1日以降になる場合は別途増税分をご請求させていただく場合がございます。
注意点
消費税増税分をお店側で負担することを考えている店舗様もあると思いますが、「増税分は当店が負担します」などの文言を使うことは出来ませんのでご注意下さい。
※参考資料(各省庁HPなど)
4月1日以降、受注処理はどうすればいいの?
注文内容を修正します
楽天で、店舗内税率がまだ旧税率5%の場合で、税別登録商品の再計算をされる際は、 「□消費税再計算」 のチェックボックスを外し、新税率で計算した消費税額を入力後保存します。
(チェックが入っていると、正しい金額を入れたとしても、旧税率で再計算されてしまいます)
カード処理の場合
オーソリを通している場合は、注文内容を修正後キャンセル処理をし再オーソリをかけます。
商品代引の場合
商品代引に関しては発送日に値段の変更が出来るので、比較的転嫁がしやすいかと思います。
銀行振込の場合
一番問題なのが銀行振込のような一度お支払い頂いた後に差額分をご請求するのが難しいものです。
500円の商品を買ったお客様に3%の差額を請求する場合に15円振込んで頂くことになりますが
これでは銀行手数料のほうが高くなってしまいますね。
対応としては出荷のタイミングを計算して事前に告知しておくことが重要です
例えば出荷作業に1日かかるのであれば30日までにお振込みをして下さいと予め告知します。
銀行振込をご選択されるお客様へ 3月30日までにお振り込みが確認できない場合は別途増税分をご請求させていただく場合がございます。
大切なお客様とトラブルにならないように
事前に準備をしておきましょう!