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遅い、使いにくい…結果の出ないモバイルサイトの改善

遅い、使いにくい…結果の出ないモバイルサイトの改善

スマートフォン対応したのに成果が出ない場合、考えられる問題は大きく分けて3つあります。

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先日Googleが告知した資料から、自サイトの問題がどれにあたるのかを調べ、改善するためのポイントをまとめました。

※ご紹介する方法の実施にはGoogle Analytics・ウェブマスターツールへの登録が必要です。


スマートフォンサイトの3つの問題

問題となることが多いのは以下の3つです。

  1. 読み込み速度
  2. 操作性
  3. 流入キーワードと内容の不一致

それぞれの項目について、問題点の発見と解決方法の詳細をご説明していきます。


1.読み込み速度のチェックと改善

まず、Google Analyticsで自サイトのレポートを開き、セグメントビルダーを起動して既存のセグメントから「モバイルトラフィック」を追加適用し、データをモバイル限定に絞り込んでください。

※Google Analytics ヘルプ

「セグメント ビルダーを起動して既存のセグメントを適用する」

https://support.google.com/analytics/answer/3123906?hl=ja&ref_topic=3123779

その後「行動」メニュー内「サイトの速度」を開くと、モバイルトラフィックの平均読み込み時間(サイト平均・ページ平均)がわかります。

サイト平均よりも大幅に読み込み時間の遅いページが改善ポイントです。

同じく「行動」メニュー内にある「速度の提案」を開き、Googleの読み込み速度改善ツール「PageSpeed Insight」に接続すれば具体的な改善策を参照できます。

※「PageSpeed Insight」について詳しくは「訪問客を逃さないために。表示スピードの改善」をご参照ください。


2.操作性のチェックと改善

Google Analyticsを使えば、訪問ユーザーがどのようなデバイスを使用しているかの確認ができます。

よく使われているモバイルデバイスは、できるだけ実機を使ってテストしてみましょう。

用意が難しい場合は、GoogleChromeのデベロッパーツールを使ってブラウザ上でテストを実施することができます。

※デベロッパーツールを使用する際はGoogleChromeメニューバーの「表示」内「開発/管理」から表示させ、ツールウィンドウ右上端のアイコンから「Show console」をクリックしてください。

「Emulation」タブでiPhoneやiPadなど、各種モバイルデバイスとバージョンを選択することができます。

テストしてみて不便だと感じた点(邪魔なポップアップウィンドウや小さすぎて扱いにくいボタンなど)が改善ポイントです。

※Google Developers

「Mobile emulation」

https://developers.google.com/chrome-developer-tools/docs/mobile-emulation


3.流入キーワードと内容の不一致 チェックと改善

速度や操作性に問題がなかったにも関わらず成果が上がっていない、という場合には「検索結果を見たモバイルユーザーが期待する内容」と「実際の内容」が一致していない可能性があります。

(流入キーワードと訪問先ページの内容が一致していない時、モバイルユーザーはPCユーザーよりも簡単にページを離脱してしまう傾向があります。)

Googleウェブマスターツールに移動して「検索トラフィック」メニュー内の「検索クエリ」を確認してみましょう。

※検索クエリデータはフィルタタブで「携帯電話」を選択するとモバイルトラフィックに絞込みできます。

上位のクエリとページの内容を比較したり、実際にそのクエリで検索した際に表示されるその他のページから自サイトのページの「ミスマッチ」=改善ポイントの鍵を探してみてください。


※参照

Googleウェブマスター向けセントラルブログ

「モバイル サイトを改善するためのチェック リストと動画をご紹介します」

http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2014/03/checklist-and-videos-for-mobile-website.html

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