有料のカテゴリ登録はスパムにならない!?
有料のカテゴリ登録はスパムにならない!?
リンクの売買は、検索順位の操作を目的とした不正行為・Googleのペナルティ対象です。
しかし、ペナルティ対象となる不正な有料リンクと、有料のディレクトリ登録サービス、一体何が違うの?と疑問に思ったことはありませんか。
実は、両者に明確な違いはありません。
有料のディレクトリ登録サービスの利用目的
Googleのアルゴリズム変更(ペンギンアップデート)以降は特に、こうした不正なリンクが検索順位のダウン・検索結果からの除外といったペナルティ対象となることが多くなりました。
一方、インターネット黎明期から続く有料のカテゴリ登録サービスはまだまだ健在です。
大手サイトをSEO対策チェックツールで調べてみたところ、Yahoo!ビジネスエクスプレスやJエントリー・クロスレコメンドといった有料カテゴリ登録サービスを利用していた、という状況を目にすることは今もよくあります。
結果だけで言えば、リンクサービスとこうしたカテゴリ登録サービスの利用にはあまり違いがないようにも見えますが、このようなサービスは「リンクそのものでなく人の目による審査に費用が発生しており、審査にパスした価値あるサイトのみが登録される。実際にユーザーの情報収集に役立っている」ためスパムに当てはまらない、と考えられてきました。
Googleはこうした質問に直接回答しない
Googleのガイドラインでは「ページランクを転送するリンクの売買」がスパムの例に挙げられていますが、この基準に疑問を持つ人はやはり多いようです。
公式回答はありませんが、Googleからの運営するウェブマスターフォーラムにはこれまでに何度も、ディレクトリ登録サービスに関する質問が投稿されてきました。
そして、2013年にはこのフォーラムに「審査のあるディレクトリ登録サービスからのリンクがペナルティ対象」となったトピックが登場しています。
不正なリンクの基準について、これまではガイドラインからスパムの基準を予測するしかなかった訳ですが、このトピックによって少なくとも「有料のカテゴリ登録サービスがスパムにならない保証はない」ということが実証された、と言えるのではないでしょうか。
それでもディレクトリ登録サービスを利用しますか
ビッグキーワードで上位表示されているような人気ページが、有料ディレクトリサービスを利用しているとは限りません。
そして「SEOを目的としたディレクトリ登録サービスの利用」にはリスクがあります。
ディレクトリ登録サービスのSEO効果を否定する訳ではありません。
しかし、上記2点から、少なくとも「SEOを目的とした利用」はやめておいた方が良いでしょう。
※参考
Googleプロダクトフォーラム「ディレクトリ登録も違反リンクとの回答です。」
(https://productforums.google.com/forum/#!topic/webmaster-ja/HP2SAJXS8kg)