ネットショップのSEO まずは2つの基本から
ネットショップのSEO まずは2つの基本から
ネットショップのSEOにおいて、まず抑えておきたい基本であり、検索順位アップ・検索流入アップのカギとなるのは以下の2つです。
(1)ロングテール
(2)コピー判定の回避
コンテンツ作成やサイト構成、ナビゲーションのデザインなどはこの2点を意識して行いましょう。
SEOにおけるロングテール
絶大な人気を誇る売れ筋商品だけでなく、ニッチ商品を数多く取り揃えると、総合的に売上が増える現象をロングテールと呼びます。
※縦軸を販売数、横軸を取り扱い商品とする折れ線グラフで表示すると、動物のしっぽのように横長に伸びるグラフができあがるため、このような名前で呼ばれています。
このロングテールの考え方は、売上だけでなく検索流入においてもあてはめることができます。
検索数が多いビッグキーワードだけでなく、ニッチキーワードで上位表示させるページもたくさん用意しておき、数多くのキーワードから流入を得ることで検索流入の総数を増やせる、という訳ですね。
※この場合には、縦軸が検索数、横軸がキーワード数となります。
コピーコンテンツ判定を回避する
色違い・リリース時期違いなど「ごく一部を除いてあとは一緒」という商品が数多くある場合、「大半のテキストが一致する商品個別ページ」が大量にできてしまうことがありませんか。
こうした場合にGoogleは、これらのページをごく一部を改変しただけの類似ページ=コピーコンテンツと判定し、ページの評価を下げたり、すべてのページをインデックスしてくれない可能性があります。
こうした事態を避けるためには、色違い商品などの商品個別ページにそれぞれ異なる固有の情報(ユーザーレビューやスタッフコメントなど)を追記して差別化したり、可能であればページのソースコードにて「優先すべきページ」を指定するコードを記載して、最も人気のあるページや重要なページが優先してGoogleの検索結果に表示されるようにしましょう。
類似した商品、その個別ページがあること自体にはもちろん問題はありませんから、優先すべきページ・重要なページを指定しておけば、一部テキスト(色表示など)を除いた大部分が重複するページがあったとしても、検索エンジンからの評価を下げることはありません。
楽天ショップやYahoo!ショッピング同時出店は重複ペナルティとなるのか?
この答えに関して、Googleの中の人、マット・カッツ氏が明確に答えを出しています。
ペナルティにはならない。しかしどれかは検索結果に出なくなるだろう。
Googleの検索は優秀ですのでモール別の重複コンテンツに関してはしっかりと把握をしています、なのでペナルティ扱いにはならないのです
モールの売上はほとんどがモール内SEOによるものなので、外部SEOに関してはそれほど神経質にならなくて良いとは思いますが
EC-CUBEなどで作った自社サイトページに「rel=”canonical”」を入れてそれぞれのモールにリンク・サテライトページにしても良いのではないでしょうか?
※参考
Googleウェブマスターツールヘルプ「rel=”canonical” 属性について」