URLが変わる!カート移転・ドメイン変更時に必要な処理
URLが変わる!カート移転・ドメイン変更時に必要な処理
ECカートの乗り換えやドメイン変更によってURLが変わる際には、転送処理をすれば訪問ユーザーや検索エンジンを新しいURLに移動させることができます。
今回は、この転送処理と注意点のご説明です。
ユーザーや検索エンジンへのメッセージ、HTTPステータスコード
ウェブを閲覧中「404」「503」などのメッセージが表示され、ページが見られないことがありますよね。
この数値は、情報のリクエストに対してサーバーから返されたメッセージで、HTTPステータスコードと呼ばれます。
通常、リクエストされた商品ページを問題なく表示できる時には、サーバーはステータスコード200を返し、指定ページを表示しています。
※「404」は指定ページがみつからなかった時に、「503」は混雑やメンテナンスなどによってサーバーが利用できない時に返されるHTTPステータスコードです。
カートの移動によってサイト内の一部URLが変更になった場合や、ドメインを変更した場合には、ページの移動を示すHTTPステータスコード「301」を返すよう設定することで、古いURLにアクセスした訪問ユーザーや検索エンジンを、新しいURLへリダイレクト(転送)することができます。
※多くの場合、301リダイレクトを設定するためにはサーバーの設定ファイルへのアクセス権限が必要です。
アクセス権限や方法については、ホスティング事業者、もしくはサイトの管理会社にお問い合わせください。
サイトマップの送信
検索エンジンは、常にウェブ上を巡回し、収集した情報をインデックスしています。
そのため、URLやドメインを移転した後に何もしなくてもいつかは、検索結果に表示されるURLはやがて古いものから新しいへと変わっていきます。
しかし「サイトマップ」を使えばすぐに、検索エンジンに新しいURLを伝えることができます。サイトマップを使いましょう。
サイトマップとは、サイトにあるページをリストアップしたファイルのことです。
Googlebotがまだ検出していない、サイト上のすべてのページを知らせることができます。
サイトマップは手作業で作成できるので、下記ページに従って作成し、Googleウェブマスターツールから送信してください。
Googleウェブマスターツール
「サイトマップの作成」
(https://support.google.com/webmasters/answer/183668?hl=ja&ref_topic=8476)
サイトマップの作成は、サードパーティの公開しているツールを使って自動化することもできます。
不正なリダイレクト
301リダイレクトは、サイトやページの移転・統合など、正当な理由がある場合にのみ使える方法です。
訪問ユーザーや検索エンジンがリクエストしたページと全く無関係のページに転送すると、「不正なリダイレクト」として、Googleガイドライン違反、ペナルティ対象となる可能性があるため、転送先のページは、転送元のページとしっかり対応していることを確認しておきましょう。
※参考
Googleウェブマスターヘルプ
「HTTPステータスコード」
(https://support.google.com/webmasters/answer/40132?hl=ja)
「301リダイレクト」