Author Rank(著者情報)のSEOへの影響
Author Rank(著者情報)のSEOへの影響
検索結果ページには、ページのタイトルや説明文の他に、記事を書いた著者の名前や顔写真が表示されることがあります。
こうした著者情報があると、検索結果にある他のページと差別化できますし、信用性が増すのでクリック率の上昇も見込めます。
自社商品・サービスの専門家が直接、自社ブログの記事作成を担当しているような場合、著者情報を表示できるように設定しておくと良いでしょう。
※設定方法は以下ページをご参照ください。
※参考
Googleウェブマスターツールヘルプ
「rel=”author” を使用してコンテンツを Google+ プロフィールとリンクする」
(https://support.google.com/webmasters/answer/2539557?hl=ja)
※2014年3月現在、検索結果ページに著者情報を表示するには「実名」「はっきりと認識できる顔写真」のGoogle+への登録が必要です。
著者情報とSEO
著者情報の有無や、著者の評価が直接的に検索順位決定に影響を与えることは(現時点では)ないと言われています。
しかし、上記の通り、検索結果に著者情報が表示されるだけでも検索結果でのアピールには有効です。検索順位だけでなく「検索結果ページからの誘導」を重要視するなら確実に「著者情報にはSEO効果がある」と言えるでしょう。
また、Googleは、検索結果ページに別途特別枠を設け「ひときわ質の高いコンテンツ」と評価したページを表示する「In-depth articles」機能において、掲載の判断基準のひとつに著者情報を採用していることを最近公表しました。
2014年3月現在、In-depth articles機能は日本語のGoogle検索には実装されていませんが、今後日本でもこの機能が実装されれば、著者情報はますます重要なものになるでしょう。
ブログでのマーケティングを考えるなら、できるだけ著者情報を表記していくことが望ましいのではないでしょうか。
「著者情報」を育てる
「良質なコンテンツ」は検索順位決定に良い影響を与える要素の一つですが、Googleはその「良質なコンテンツ」の判断基準として、以下のような条件をあげています。
“この記事は専門家またはトピックについて熟知している人物が書いたものか? それとも素人によるものか?”
“このサイトは、そのトピックに関して第一人者(オーソリティ)として認識されているか?”
この問いに「YES」と答えられない場合、記事に「著者情報」を添付することはあまり意味がないように思えるかもしれません。
しかし、現状「専門家」としての実績がなくとも、継続的に良質な記事を書くことで「著者情報」を育てていくことは可能です。
良質なコンテンツの生産を目指して自社ブログを運営しているなら、記事に著者情報を付与せず、蓄積できたはずの「著者の評価」を無にしてしまうことは、大きな損失になるかもしれません。
今後、著者情報がSEOに与える影響はさらに大きくなっていくことが予想されます。
長期的なブログ運営を視野に入れている方は、著者情報の価値をできるだけ分散させず活用する方法や、担当者が公開可能な個人情報の範囲などについても一度、相談してみてはいかがでしょうか。
※参考
SEMリサーチ
「Google、人物の権威性に基づいて検索順位を決定していることを明らかに Author Rank」