アクセス・評価を分散させない!重複ページの優先指定
アクセス・評価を分散させない!重複ページの優先指定
「ネットショップのSEO まずは2つの基本から」(https://www.s-oj.com/ec-business/long-tail-copy/)で一部お伝えした通り、長く更新を続けているサイトでは、内容が(ほぼ)重複した類似ページが発生してしまうことがあります。
※重複ページの例
(1)色違いやサイズ違いの商品個別ページ
(2)モールと自社で構築したショップに同じ商品を出品した場合
(3)通常ページと印刷用ページ
(4)サイト移転により、一時的に異なるURLで同じ内容が公開されている
こうした「悪意のない重複コンテンツ」がGoogleのペナルティ対象となることはほぼありません。
しかし、内容が重複していると判定されれば、Googleの判断によってどちらか一方は検索結果から削除されてしまいます。
優先されるべきページが削除されてしまうことを防ぐため、重複ページが発生する場合はあらかじめ、Googleに「優先するページ(URL)を伝える」処理をしておきましょう。
この処理のことを「正規化」と言います。
“rel=canonical”による正規化
優先順位の低いページには、HTMLページのセクションに属性”rel=canonical”を指定した要素を記載しましょう。
“rel=canonical”によって優先指定されたページはオンラインブックマークなどの評価を分散防止にも役立ちます。
※優先しないページへの記載例
<head> <link rel="canonical" href="http://www.soj.org/canonical">
※URLの記載は混乱を避けるため相対リンクでなく絶対リンクで記載します。
冒頭で挙げた重複ページの例(1)〜(4)は、この方法で正規化することができます。
URLの統一による正規化
URLの記載方法はひとつではありません。
※1つのページに対するURLの例
(1)http://www.sample.com
(2)http://sample.com
(3)http://sample.com/index.html
(4)http://sample.com/index.htm
しかし、内部リンクの際のURLの記載方法が統一されていないと、検索エンジンは「同じ内容を持つページ(URL)が複数存在する」と判断してしまうことがあります。
防止策として、内部リンクの記載に利用するURLの記載方法は統一しておきましょう。
「www」のあるURL・ないURLどちらを使用するかはGoogleウェブマスターツールにアクセスし「設定」(歯車アイコン)から「サイトの設定」「使用するドメイン」で指定することもできます。
※参考
Googleウェブマスターツールヘルプ
「正規化」
(https://support.google.com/webmasters/answer/139066?hl=ja&ref_topic=2371375)
はてなブックマーク日記
「ブックマークレットでの URL の正規化に対応しました」
(http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenabookmark/20090618/1245312744)