ローレン・ルークに学ぶ次世代のネットショップ広告手法
ショップの「売り」を作る!コンテンツマーケティング
他のショップでなく、自分のショップで買う理由、アピールできていますか?
同一商品を扱うライバルが存在しない、オンリーワンの商品を扱うショップならば、その事実はそのまま「選ばれる理由」になります。
しかし実際には、そういうことはあまりありませんよね。
同じカテゴリの商品、あるいは同じ商品を扱うショップが数多くある中で成果を上げるためには、「自分のショップが優れているところ」すなわち「選ばれる理由」を自ら発信し、多数のショップの中から目に止めてもらうためのアピールをしていかなければなりません。
コンテンツマーケティングは、そのために有効な手段です。
SEOのための「価値あるコンテンツ」とは目的が違う
パンダアップデート以降、検索エンジンは「価値あるコンテンツ」を検索順位決定のポイントとして高く評価するようになりました。
そのため、SEOにおいても高品質なコンテンツ作成は重要な課題となっています。
が、ここでは、検索エンジンではなくユーザーに照準をあわせ、ユーザーが求める情報を提供し、「自分のショップが選ばれる理由」を作るコンテンツマーケティングの考え方についてご説明します。
※とはいえ、検索エンジンが「価値あるコンテンツ」と評価するのは「ユーザーにとって価値ある情報」です。結果的には、両者はおのずと同じものになります。
ローレン・ルークに学ぶ次世代のネットショップコンテンツ
イギリスのローレン・ルークは副業として化粧品販売を始め、レディー・ガガやブリットニースピアーズなどセレブになりきるためのメイク動画ノウハウをアップしていったところ問い合わせが殺到、大反響となりました。
このようにアイライナーが欲しいユーザーにとって価値ある情報を発信し続けた結果、この動画が人気となり、最終的にはローレン・ルークブランドのメイク道具を販売するまでに成長しました。
http://laurenluke.com/video/
リアーナとアンジェリーナ・ジョリー風のアイライナーの引き方は、なんと500万ヒットを記録している(2014/2/12現在)
有名化粧品ブランドの動画でも500万ビューを記録することはまずない。つまり、有名ブランドが大金をかけてコマーシャルを出すよりも、ローレン・ルークのように「ユーザーにとって価値ある情報」を配信した方が、結果的に本物のブランドになるということができる時代なのだ。
宣伝でなく、必要とされるコンテンツを提供する
コンテンツマーケティングにおいて具体的に実施するのは、ターゲットとするユーザー(見込み客)が関心を持つ情報を発信し続けることです。
商品やショップを直接的に宣伝するのではなく、ターゲットユーザーが興味を持ちそうな情報を予測し、発信し続けることで引き寄せ、繰り返し訪問してもらい、信頼関係を築くことではじめて、購買につなげることができます。
価格が安い・商品ラインナップが良いなど、サービス面での差別化には限界があります。
諸事情により、こうした点でその他のショップとの違いをアピールすることは難しい場合も多いでしょう。
しかし、ユーザーを分析し、興味を持ってもらえるコンテンツを充実させることなら費用をかけずにはじめられますし、その積み重ねそのものが、信頼の証拠や差別化のポイントになります。
コンテンツマーケティングは、他のショップと差別化できるポイント、打ち出していくショップの売りがない!と悩んでいる方にこそ、効果的な手段なのです。
■おまけ:その他の海外のコンテンツマーケティング事例
1)Williams-Sonoma
http://blog.williams-sonoma.com/
オリジナルブランドも展開するキッチン用品店。
旬のレシピや食材、料理のヒントやテクニックを紹介するブログを運営。
2)Charmin
http://www.charmin.com/find-public-restrooms.aspx
トイレットペーパーのメーカー。
付近のトイレを検索したり、使用後にレビューして共有できるアプリを配信。
※参考
E-consultancy.com
「Nine of the best examples of content marketing from 2013」
(http://econsultancy.com/blog/63980-nine-of-the-best-examples-of-content-marketing-from-2013)